激旨お野菜&果物が、こんなに安くていいんですか!! 丹原高校 園芸科学科 リヤカー移動販売
LOVE SAIJO 編集部 2022年9月9日
※手指消毒等感染防止対策を実施し、撮影時のみマスクを外しています。
LOVE SAIJOファンクラブでは、ファンクラブ会員である高校生たちの頑張る姿を発信しています。
そんな編集担当がチェックしているのが各高校のブログ。自身が高校生だったウン十年前を思い出しつつ、テストこの時期だったか~とか、逆に今時の高校生はこんなことやってるの!?などなど、懐かしさや驚きが満載でいつも楽しみにしています。
そんなブログで発見したのが、丹原高校 園芸科学科のリヤカー移動販売のお知らせ。
いつもブログを見ながら美味しそうだなあと思っていた丹原高校のお野菜たちを実際に買える機会があるということで、編集担当のテンションは爆上がり。これは取材に行くしかない!とスケジュールに書き込みました。
さらに、別件でたまたまご連絡した大川教頭先生から、「収穫作業から見に来ていいですよ」という嬉しいお言葉が。
とても優しい丹原高校の皆さんに感謝しながら、テンションMAXで取材に伺いました!
1.朝どれの新鮮野菜をお届けしてます!
2022年8月某日。強い日差しに今日も溶けそうだと思いながら到着した丹原高校。
丹原高校の農場は校舎のすぐ裏手に広がっています。
露地&ハウス栽培のお野菜やお花、ブドウ・イチジク・ブルーベリーの果樹、青々とした稲がたなびく田んぼ。さまざまな農作物が栽培されていました。
丹原高校 園芸科学科では、野菜班、果樹班、作物班、草花班の4つのグループがあります。1年生ですべての班の活動を経験した後、2年生からそれぞれ興味のある班に分かれて授業を受けているそうです。
今回のリヤカー移動販売は、主に、1年生と野菜班2年生が担当。生徒の皆さん、先生たちも一緒にみんなで手際よく作業を進めていきます。
9時に訪問した時点で、露地栽培の長ナス、ピーマン、シシトウは収穫済み。
ご覧ください。この長ナスの光沢を。美しい=美味しいとはこのことか!と言わんばかり。
ハウスの中では、ミニトマトの収穫もどんどん進んでいきます。
今回は「イエローアイコ」と「千果」という2種類のミニトマトを販売。こちらも赤がとってもみずみずしい。
さらにハウスの反対側では、「アールスメロン」が収穫されていきます。「アールスメロン」に聞き覚えがない方も「マスクメロン」は聞いたことがあるはず!そう、あの表面の網目が美しい高級メロンです!「アールスメロン」はその1種。
表面の網目が緻密で均等なものほど美味しいと言われていますが、さすが丹原高校、どれも細やかで美しい網目。コレ、絶対美味しいやつ!
丹原高校の生徒、先生、みんなで丹精込めて育てたお野菜たち。しかも、朝イチのとれたて!美味しいに違いない野菜たちが勢ぞろいしました!
2. お安すぎませんか?
収穫されたお野菜たちは1つ1つ丁寧に洗われます。
1袋ずつ袋詰め。既定の重さになるように測定している横顔はまさに真剣!
テープ止め装置でカシャン、カシャンと封をして、値札シールを貼り付けていきます。
果樹班が育てたイチジクとブルーベリーも登場!こちらも準備万端です!
さて、皆さん気になるお値段。
なんと、お野菜1袋100円。ブルーベリーぎっしり入って200円。イチジク5個入り300円。メロンは重さによって違いますが600~800円!
激安っぷりに驚愕しながら、お言葉に甘えて編集担当者は一足先にお買い物させていただきました!
3. 地域に近い!
準備したお野菜、果物をリヤカーに積み込み、生徒の皆さんは制服&おそろいの丹高ハッピに着替えて準備は整いました。
暑い中でしたがマスクの着用、手指消毒もしっかり行い、感染防止対策も万全にして、いざ出発!
丹原高校から徒歩3分の丹原商店街を目指します。
丹原商店街入ってすぐの佐々木スポーツさんに到着。
時刻は10:50。記録的な猛暑の今年。間違いなく炎天下です。こんな暑い中、お客さんはいるのかなあという編集担当の勝手な不安はすぐに打ち砕かれました。
到着早々、地域のみなさんが次々にご来店。たくさん購入してくださる方もいて、袋づめやお会計に生徒の皆さん大忙しです。
買いに来ていた人にお話しを伺うと、
「販売をとても楽しみに待っていた!」
「前回の移動販売で買ったお野菜がとっても美味しかった。スーパーのとは味が全然違う!」
中には、「丹原高校のリヤカー販売が来たら連絡してね」とお友達からお願いされているという方もいらっしゃいました。
次の停車スポット野口印刷さん前でもお客様がご来店。
まさに、丹原高校のキャッチコピー「地域に近い」そのもの!
コロナ禍で地域社会におけるつながりの希薄化が問題になってもいますが、密にならないように物理的な距離はとりながらも、心の距離は逆に縮めて。
丹原高校生は地域の人々とのふれあいから学び、地域の人も丹原高校生から元気をもらって。
共に支えあい、地域を愛し、地域に貢献することで、大きく成長していく。
今回のリヤカー販売を通して、そんな地域とともに成長していく丹原高校生の頼もしい姿を垣間見ることが出来ました!
4. 美味しいお野菜・果物はみんなを笑顔に♪
アラサー編集担当は、とうとう暑さにギブアップ!まだまだリヤカー販売を続ける丹原高校生たち。
高校生の体力が羨ましいと思いながら、メロンとミニトマトを追加購入させてもらって帰路につきました。
メロンの食べごろ見極め方の説明書も一緒にいただき、食べる直前に冷蔵庫で冷やして冷やしすぎないようにというワンポイントアドバイスも。至れり尽くせりです!
こちらが今回購入させていただいた品々。お家で早速実食!
ミニトマト、味が濃い!
ブルーベリー、みずみずしい!
イチジク、砂糖より甘いのでは!?
と編集担当家族全員で楽しんだのはもちろん、あまりの美味しさに近所の親戚にもお裾分けしてしまいました!
メロンはしっかり熟成した後、2時間だけ冷やしていただきました。こちらも美味♪
美味しいものは、みんなを笑顔にする力がありますね!
5. 生徒、先生、地域の人、みんなが近い丹原高校
丹原高校のキャッチコピーは、「地域に近い 先生と近い 海外に近い」。今回の取材で、地域に近い・先生と近いを肌で感じることができました。
丹原高校 園芸科学科 野菜班は、3年生5人+2年生5人+ローテーション中の1年生という構成で人数は多くありません。しかし、少人数だからこそ、先生と生徒との距離が近く、学校全体で仲の良いアットホームな雰囲気がありました。
印象的だったのが、
「たくさんの野菜を育てるのはやっぱり大変ですが、生徒のみんなも手伝ってくれるのでなんとかできています。」と教えてくれた先生の笑顔。
先生と生徒という垣根を越えて、一緒に野菜という“いきもの”に向き合う1つのチームだと感じました。
さて、2022年夏のリヤカー移動販売は残念ながら取材の日が最終日。
次回は、ブロッコリー、キャベツ、ホウレン草など冬野菜ができ次第、販売を予定しているそうです。
リヤカー移動販売日が決まったらLOVE SAIJOのSNSでも紹介しますのでお楽しみに~!
他にも、時々、丹原高校の事務室前で野菜を売っていることがあるのだとか。丹原高校 園芸科学科のブログをチェックして、なにか収穫してそうな記事を見つけたら、丹原高校をのぞいてみるのもあり。販売に出会えた人はラッキーです!
農作物の売上は、農場設備・農機具の購入や研修に使われます。つまり、丹原高校がさらにパワーアップしていく糧になるんです!
安くて美味しい野菜で私たちも嬉しい!丹原高校がパワーアップして嬉しい!
みんなの嬉しいが満載のリヤカー移動販売。今後も丹原高校の活躍に期待しましょう♪
▼丹原高校 園芸科学科日記
https://tambara-h.esnet.ed.jp/page_20190730034327