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【完結編】そうじのおばちゃんと野球少年~意見箱が繋いだ物語~

01意見箱に届いた手紙

令和4年3月、市役所に置いてある意見箱に一枚の手紙が寄せられました。差出人は「そうじのおばちゃん」。南海放送でも紹介された、この“ほっこりエピソード”、皆さんの記憶にもあるでしょうか?
心温まるメッセージの内容はこちらから。<NEWS CH.4>で放送された映像も必見!
https://www.lovesaijo.com/news/kocho-02/

 

02 野球少年からのご依頼

時を経て令和4年9月。「そうじのおばちゃん」がメッセージを寄せた相手である「神拝野球クラブスポーツ少年団」の団長さんから市役所に連絡がありました。
団長さんによると9月4日をもって団長の任務を退き、また、6年生メンバー4人が事実上の活動を終えたとのこと。メンバー内では、あの時の「そうじのおばちゃん」の手紙がとても印象に残っているようで、何とか直接おばちゃんにお礼が言えないものか、切に願っているとのことでした。(以下、団長さんからの言葉)
 あの取材の後、テレビ放送などしていただきまして子どもたちは、「あーテレビに出とったね―」とかいろいろな人に声をかけられていましたので、自分の行動に責任をもつようになり、練習もより一層励むようになりました。
 本当にそうじのおばちゃん、市担当の皆様には大変感謝しています。
 いろいろ制約や制限があると思いますが、可能であればそうじのおばちゃん探しにご協力をお願いいたします。

 

03 LOVE SAIJO探偵がスクープ!

野球少年からの依頼を受けて、LOVE SAIJOなスタッフ(ついに探偵業も!?)は、手紙を書いてくれた「そうじのおばちゃん」を大調査!団長さんからの手がかりをもとに、思い当たるグランドを特定し、そうじを担当する女性がいるとの情報を入手。その作業現場に足を運んでみました。そして、思い切って声をかけてみたところ・・・。
自分があの時の「そうじのおばちゃん」です、と作業中にもかかわらず、気持ちよく応じてくださいました。
少年団が置いてくれていた“トイレットペーパー”のことを思い出し、「こんなことをしてくれたのは初めてで、うれしかったねぇ。」と清掃を担当するおばちゃん2人が目を細めながら、話してくれました。「こんなふうにしてくださる方々がいると、そうじをやっていて良かった、やりがいにもなる」
そして、少年団から「直接お礼が言いたい!」という申し出にも「かまんのに~」と言いながら、受け入れていただきました。調査任務完了!

 

04ありがとう、おばちゃん

快く少年団からのオファーを受け入れてくれたおばちゃん。そして、感謝を伝える大切な場にLOVE SAIJO取材班も同行させていただくことになりました。

おばちゃんの登場にわくわく

おばちゃんご本人登場! 一緒にニュース ch.4を観賞

 

 

~少年からおばちゃんへの手紙~

  • 「僕たちがしている小さな活動に気づいてくれてありがとうございます。いつもそうじをしてくれているおかげで気持ちよく施設を利用できます。当たり前と思わず、これからも、感謝の気持ちを持って利用したいです。」
  • 「いつも、おそうじありがとうございます。今は、西条連合チームで野球をがんばっています。僕もこれから野球をがんばるので、おばちゃんも体に気をつけて、お仕事をがんばってください。」
  • 「いつも、公園をきれいにしてくれてありがとうございます。僕も野球を頑張るので、おばちゃんも、仕事をがんばってください。」
  • 「いつも、公園のそうじをありがとうございます。野球をするとき、トイレがきれいだとうれしいです。僕は野球をがんばっています。これからもがんばっていきたいです。そうじをよろしくお願いします。」

感謝の気持ちを忘れず、少年団活動をやり遂げた少年たちの表情は、とてもすがすがしく、真剣なまなざしに胸打たれます。そうじのおばちゃんとの出会いが、少年たちの信念をさらに強くしてくれたのではないでしょうか。人は誰だって、自分のことを見てくれている人がいることで、頑張ろうって思えますよね。4人は、中学生になっても野球を続けたいとのことなので、これからもみんなで応援し合あっていきたいですね!

 

~おばちゃんから一言~

  • 「こんなことになると思っていなかったので、びっくりしています。立派な大人になって、皆さんの心遣いを継いでいってほしいと思います。がんばって。良い大人になってください。」

そうじのおばちゃんと、野球少年。立場や世代を超えて、お互いが対等に敬意を払う場面は、とても素敵な瞬間でした。普段の生活で交わることはなくても、「トイレットペーパー」でつながった縁が実を結び、こんなにも心を動かすドラマを生むとは…。少年たちのように、見えないところで支えてくれる人のことにも感謝を払う気持ちを忘れずにいたいですね。

おわり

私が書きました

LOVE SAIJO 編集部

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