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藤紫彩ふじむらさきいろに染まる観音堂 from 禎祥寺境内』

桜の出番が終わる2024年4月下旬。

鎌倉時代に創建された西条市喜多川の禎祥寺の境内に咲く藤の花。
その花弁が藤紫色に染め、満開を迎えていた。これらの藤は西条市の天然記念物に指定されており、樹齢400年余りと伝えられている。

その様子を写真で紹介する。

 

1.2024年4月21日の様子。

この日は、生憎の曇天。
1日の日照時間は無く、気温も13℃から15℃くらいだった。藤の花も咲いてるよりも蕾が目立ち、6~7分咲きであった。
また、それなりにひと目、藤の花を見ようとたくさんの見物人が集まっていた。そして、愛犬と共に来られる方も居た。

 

2.2024年4月25日の様子。

この日は、青天白日でずっと晴れていた。
そして、藤の花も見ごろの満開の咲き乱れ具合であった。
中には、一眼レフなどのカメラやスマホを掲げ、満開の藤の花を撮影する人や禎祥寺が位置する上喜多川自治会が準備したテントの下、または藤の花の下に用意された台やベンチに座り、藤の花を観覧し愛でる姿が印象的であった。

 

藤の花に寄せられるのは人だけでなく、ハナバチも沢山飛び回り、藤の花の蜜に下包みを打っていた。
※ハナバチとは、ハチ目ミツバチ上科の昆虫の内、幼虫の餌として花粉や蜜を蓄えるものの総称で、代表的なハチの種類は、ミツバチ、クマバチやマルハナバチ、ルリモンハナバチなどである。

良い春の風景である。

 

 

3.2024年4月28日の様子。

この日は、晴れ間が見えたり曇ってみたりするものの、日中の気温は20℃を超えていた。
また、4月26日から28日の午後5時30分から午後8時00分までの間、期間限定で藤の花のライトアップを実施していた。

 

ライトアップされた禎祥寺の境内はその装いを変え、幻想的な姿へ変わった。

 

また、写真の撮り方ひとつで、同じ藤の花、同じ提灯、同じ画角でも写り方が変わってしまいます。
1枚目はフラッシュの下部を指で塞いで撮影した藤紫色が映える写真2枚目はフラッシュ全体を指で塞いで撮影した藤の花が赤く染まった写真となっている。

これもまた、幻想的な風景の一部なのだろう。

 

4.忘れてはならない“藤の花食堂”

藤の花が見られる頃、“藤の花食堂”は開店する。
今年の“藤の花食堂”の営業日は、4月20日、21日、27日、28日の計4日間。
出汁がよくしみ込んだ大根や玉子、牛すじ、平天、厚揚げ、コンニャクなどのおでんと、出汁の美味しいうどん。
そして、生ビールやアイスクリームなどが食堂に並んだ。

また、食堂営業最終日となった4月28日には「名古屋風手羽先」も店頭に並んだ。
訪れた見物客がどんどん買っていっていた。
実は、筆者も21日と28日におでんをかなりの量、テイクアウトしている。おでんはまるで老舗の味と言っても過言では無いだろう。

 

ちなみに、27日には、おでんの牛すじが売り切れになるという事象が発生していたのこと。
おいしかったからなぁ...牛すじ(じゅる....)

 

 

また、“藤の花食堂”には、名物「店⾧の名(迷)言」が、“藤の花食堂”前や禎祥寺の山門前に張り出されていた。
写真は一部に過ぎないが、この名(迷)言も楽しく読ませてもらった。これも“藤の花食堂”の楽しみの一つなのだろう。

 

最後に、今年の“藤の花食堂”の売り上げには、スタッフから歓喜の声が上がった。
また、観音堂(禎祥寺)の藤は例年、GW(ゴールデンウイーク)前後1週間、若しくは今回のようにGW 前に満開を迎えることがある。
“藤の花食堂”の逸品を味わいながら、また、天気も良ければ“だんじり”も見られるので、この記事を見ているそこの貴方、ぜひ足を運んで藤紫色の花を愛でて春を感じよう!

 

観音堂(禎祥寺及び上喜多川集会所)
住所:愛媛県西条市喜多川47

私が書きました

もっさん

もっさん

“みかんの国水の都”出身の昭和後期世代。縁で繋がった人たちの活動や身近な行事などを、セミプロフォトグラファーとして培った経験で写真を撮り、主観記事で発信していきます。

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