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教育

ワクワクを未来へ!丹原プロジェクト in 西条市立丹原西中学校

2024 年11月12日(火)。
西条市立丹原西中学校で開催された「丹原をワクワクさせる仕掛けを創る~未来へ丹原プロジェクト~ –LEVEL2-」の取材に伺った。
このプロジェクトは、本校生徒、保護者、地域の方や丹原高校の先生と一緒に、中川・桜樹地区の魅力を活かして、地域おこしに繋がるようなアイデアを考えることを目標としている。

愛媛県西条市の最西端にあるこの中学校は、1962年8月19日に”丹原町立中川中学校”と”丹原町立桜樹中学校”、”同中学校明河分校”、”同中学校楠窪分校”が統合され、”丹原町立丹原西中学校”となった。
その後、2市2町の合併により、現在の”西条市立丹原西中学校”となっている。

現在、児童生徒数42人、教職員13人と少人数ではあるが、「探究 情操 健康」という校訓のもと、『“知・徳・体”の調和のとれた丹原西中生の育成』の教育に努めている。

 

10月20日(日)に実施された第1フューズでのブレスト(※)では、9つの班から515ものアイデアが出された。
講師には、愛媛プランニング株式会社の村上要二郎さんをお招きし、ベストなテーマとワクワクポイント(以下、ポイント)が発表された。
※ブレスト:ブレインストーミング。複数人でアイデアを自由に出し合い新たな発想を生むこと。

その時の様子を写真で紹介する。


1班 テーマ:自然を生かしたキャンプ場を創る ポイント:婚活の聖地にする
2班 テーマ:全長2000mの滑り台を創る ポイント:世界最速の絶叫滑り台にする


3班 テーマ:野球場を創る ポイント:コンサート会場にできる施設にする
4班 テーマ:くらせ(鞍瀬)小学校にキャンプ場を創る ポイント:小学校をスタント撮影の現場にする


5班 テーマ:日本一のリアルハイジの世界をつくる ポイント:羊も飼ってジンギスカンの聖地にする
6班 テーマ:日本一怖いお化け屋敷を創る ポイント:でっかいハロウィンイベントをする


7班 テーマ:日本一のサウナ場を創る ポイント:自然を使って整える
8班 テーマ:大人の自然の家を創る ポイント:美味しいものと美味しいお酒が飲める


9班 テーマ:イノシシとシカFESTIVAL
ポイント:レッドブルがスポンサーになって、イノシシとシカの恰好をした坂下りレースをする



 

村上さんから、各班の「テーマとポイント」の発表があり、それぞれに沿った具体的なプランの作成について説明があった。
また、「テーマに合ったイメージキャラクターをデザインするように!」と指示されると、微笑ましい笑い声が聞こえたことを覚えている。
ちなみに講師がデザインしたイメージキャラクターの例を写真で紹介する。

柿の木から柿の木へ飛び回るのではなく、柿の上を飛び回るその姿が思い浮かび、どこか愛らしいキャラクターに思えた。

どの班も真剣に取り組み、楽しく歓談を交えたり、どこか諦めモードに入ってみたり、講師や教職員の方からのアドバイスを聞いたりしてプラン作成に没頭していたが、雑談から驚くようなプランも生まれていた。
そして、作ったプランをわいわいとしながら、トリノコ用紙(模造紙)に、思い思いに書いていく。

その様子を写真で紹介する。

 

時刻は14時45分。
各班のプレゼンとイメージキャラクターの紹介が行われた。

1班から順に発表していく様子を写真で紹介する。

【1班】

 

【2班】

 

【3班】

 

【4班】

 

【5班】

 

【6班】

 

【7班】

 

【8班】

 

【9班】

 

村上さんから、「どの班も、豊かな発想とまとめ方がすごく上手だ」とお褒めの言葉をいただいた。
また、参加していた保護者や丹原高校の先生などの大人のグループも、中学生に負けず劣らず真剣にプランを考えて発表していた。

サイクスの秋山センター長は、「ぜひグループの話に入って色々伝えたい。」「ぜひプランを事業にしてみたい。」などコメントを寄せた。

 

そして、各班の発表を終え審査の集計中に、他の班のプランを直に見て回っていた。

その後、待ちに待った“結果はっぴょぉぉぉう⤴(©ダウンタウン浜田雅功)

まずはキャラクター賞の発表
かなり接戦だったようだが、見事7班(2年生)の『サウナ×おじさん』”さっさん”が受賞。
キャラクターの命名時に、近くで写真を撮っていたら“もっさん”と付けられそうになり、「そこは”さっさん”やろ~」とボケたら、そのまま使われて内心嬉しかったり。

 

続いて、プロジェクト賞の発表。第3位からの発表です。

第3位は、1班(3年生)の「Mt.ちゃんキャンプ」。

第2位は、6班(1年生)の「変なお化け屋しき」。ちなみに6班のキャラクターは、まさかの0点だったとか…。

そして、栄えある第1位は・・・9班(3年生)の「イノシカFESTIVAL」が受賞した。

生徒からは、次のような喜びの言葉があった。

😆「こんな偉大な賞がもらえたの良かったです。」
😁「自分の絵が輝いていると思うので、絵を描くときは自分に任せてほしい。」
😝「いえぇぇ~い!」
🤭「お兄ちゃんに勝てて良かったです♪」

受賞された班のみなさん、おめでとうございます♪

村上さんから「今回で終わるのではなく、できたら今後もこのプランを地域のために活かしてください。」と言葉が贈られた。

 

最後に、代表生徒から講師の村上さんへお礼の言葉が述べられた。

 

校⾧先生からは、「君たちが大人になった時に、ぜひ実現してもらいたいな。」と、この日の活動を振り返り、締めの挨拶が述べられた。

 

“まちづくり”は、一部の市民や団体などしか取り組んでいないことが多い。
今の時代、未来を不安に感じることもあるけれど、このような活動があれば明るい未来を創っていけると肌で感じた。

そして、このような活動は、一部の学校だけで開催するのではなく、どんどん広めていってほしいと願う。

 

西条市立丹原西中学校

住所:西条市丹原町来見甲15番地1
TEL :0898-73-2302

私が書きました

もっさん

もっさん

“みかんの国水の都”出身の昭和後期世代。縁で繋がった人たちの活動や身近な行事などを、セミプロフォトグラファーとして培った経験で写真を撮り、主観記事で発信していきます。

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