小松高校の伝統行事 竹林整備を行いました!
愛媛県立小松高等学校 2024年6月3日
小松高校では、伝統行事として毎年4月・7月・11月に竹林整備を行っています。
竹が多くなると自然災害、特に土砂災害につながってしまうので、定期的に整備を行っています。今回でなんと41回目の開催で、生徒、保護者、地域の方々、教職員合わせて72名の方に参加していただきました。
今日は、その活動を私たち「さいたーず(市民ライター)班」が紹介します。
1.竹林での活動
枯れた竹には黄色の印を付け、3分の1に切って車で運びます。細い竹にはピンクの印を付け、竹をチップにする機械「チッパー」にかけます。竹は1kgあり、大人の人でも運ぶのが大変そうでした。
また竹を「切る係」と「運ぶ係」と「チップにする係」で分かれて作業をしました。
チップにする係の人はチッパーに近つぎすぎないようにし、音も大きいので耳栓をして作業をします。そして、チップにした竹はチッパー集積所に運び、ビニール袋をかぶせ発酵させます。そのチップはカブトムシの栄養などになります。
2.竹チップづくり
チッパーとは竹を粉状にする機械で、竹林整備では欠かせないものです。小松高校では粉状にした竹を「竹チップ」として再利用しています。「竹チップ」は生ごみをたい肥に変える働きがあり、放置されがちな生ごみを活用できるとても画期的なものです。
実際にチッパーを使ってみるととても音が大きかったです。傍からみるととても重労働に見えるのですが、比較的、女性でも取り組みやすい作業に感じました。
生徒、保護者、地域の方など、それぞれの作業を分担することで、竹刈りからチッパーまで効率よく活動を進めることができました。
3.作業のあとは美味しい食事!
小松高校のライフデザイン科の生徒を中心に、たけのこの炊き込みご飯と、ご飯に合う澄まし汁を作ってくれました。作業後にみんなで食べます!
とても美味しそうな炊き込みご飯で取材中におなかが鳴りそうでした。
作業が終わって、炊き込みご飯と澄まし汁を食べている皆さんに取材をしてみました。
皆さんおいしいですか?
「炊き込みご飯のために頑張ったかいがあった。」
「季節が感じられておいしい。」
「だしが体にしみておいしかった。」
この意見をライフデザイン科の生徒たちに伝えてみました。
「具材を切るのが大変だったので喜んでくれてうれしい。」
「頑張ったかいがあった。」
次は、そうめんの予定だそうです。お楽しみに~
4.作業を終えて
今日の活動のインタビューを行いました。
まず、竹林整備に初めて参加した1年生にお話を伺いました。
「思っていたより大変でした。特に竹が重かったので、運ぶのに苦労しました。」
次に、3年間竹林整備に参加してきた3年生にお話を伺いました。
「竹を粉砕するのが難しかった。」
「タケノコ切りを頑張った。」
また、地域の方や校長先生にもお話を伺いました。
地域の方「生徒もたくさん参加していて、良い雰囲気!」
校長先生「肉体労働で皆さん疲れていますが、今回は生徒やPTAの方々、元保護者の方々まで参加していただいたので、短時間集中型で頑張れました。」
インタビューを通して、一人ひとりが各自の持ち場で役割を果たしていました。
インタビューも休憩時間をさいて受けてくれました。
今回、72名が参加したということで、前年度を上回る規模で竹林整備活動ができました。
次回の竹林整備の予定は、7月28日(日)です。ぜひ、次回の参加もお願いいたします。
▼愛媛県立小松高等学校HP
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