5年ぶりの開催!西条市高校生海外スタディツアー!
in San Francisco~Soshiro.T~
LOVE SAIJO 編集部 2024年8月6日
西条市では、国際社会を生き抜いていくことのできる人材の育成を目的として、「西条市高校生海外スタディツアー」を実施しています。
2023年6月6日~14日の9日間、西条市へやって来たジョージ・ワシントン高校のみなさんを覚えていますか?
コロナ禍を経て、5年ぶりの異文化交流は大盛り上がりで幕を閉じました。
そして今回、2024年3月9日~18日の10日間、市内高校生18名がアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコの公立ジョージ・ワシントン高校へ!
こちらもなんと5年ぶりの訪問です!
現地でのホームステイ、ジョージ・ワシントン高校で各種交流プログラム参加など、現地での活動を通して高校生たちは何を感じたのか。
今回は、西条高校2年生(ツアー当時)の 玉置 颯士朗さん の体験記をお届けします!
❏ 玉置 颯士朗さんの体験記 ❏
1.自己紹介
こんにちは!僕は西条高校国際文理科3年の玉置颯士朗です!
僕は、生徒会副会長をしていてバレー部に所属しています。
将来、教員になるために、『全てに全力』をモットーに、勉強も部活動も頑張っています。
僕は、日本とアメリカの色々な文化の違いを知ることや、言語取得能力における日本との差を体験するため、スタディツアーに応募しました。
2.まるで大学!?アメリカの教育カリキュラム
日本の高校では、「一つの学科で同じクラスの生徒たちが同じ授業を受ける」というシステムの元、カリキュラムが組まれることが多いですが、アメリカではまるで大学のようなシステムでした。
自分が学びたい学問を選択して授業を受けるというもので、毎時間、違う人たちと勉強するという点が印象深かったです。
また、このような授業システムが組まれるのには訳がある、という話を先生から聞きました。
日本の大学受験では共通テストを受験し、文系理系合わせて6教科30科目の中から1000点満点で評価され、各大学の二次試験を受験するのが一般的なのに対し、アメリカではそのように多くの科目の受験の必要がないそうです。
そのため、行きたい大学に必要な科目のみ勉強したり、気になる科目を勉強したりすることがほとんどだそうです。
私は、文系選択なのですが、なぜ理系科目の勉強をここまでしないといけないのか疑問に思っています。
もちろん、生徒の可能性を広げるという点では有効かもしれませんが、すべての人にとってそれが効果的であるとは言い切れないと思っています。
そのためこのように、必要な科目のみ集中して勉強できる仕組みを整えることが今の日本の教育に必要なことではないかと思いました。
3.アメリカサイズは想像以上
生活面では、アメリカに降り立った瞬間から大きな違いを感じました。
それは、“大きさ”です。
よくアメリカサイズは大きいと言いますが、それは想像以上でした。
全てにおいて規模が大きく、全てが圧倒的でした。
特に食べ物は全て食べきれないほどの大きさで、思わず笑ってしまうものばかりでした。
4.サンフランシスコの街並み
また、最先端の産業と文化の街でもあるアメリカでは日本では見ることのない電車や、車高が変わるバスなどもあり、多様性の国ならではの街並みだと思いました。
アメリカの中でもかなりの他民族が集うサンフランシスコでは、たくさんのレインボーフラッグ※があり、特に多様性を重んじている街であることを実感しました。
※レインボーフラッグとは、LGBTQ+の尊厳と連帯、社会運動のシンボルとして使われている旗のこと。
しかし、日本の方が優れていると思う面もあります。それは衛生面です。
アメリカの路上にはゴミが落ちていることが多く、車も路上駐車が当たり前で、日本の衛生管理の高さを改めて感じました。
これは、自分のテリトリーの中を大切にするアメリカ人と、周りの目を気にすることの多い日本人の人間性の違いから生まれることなのではないかと考えました。
5.まとめ
今回の研修で、「日本とアメリカの教育システムの違い」や、「生活の違い」というものを感じました。
日本の良い部分、アメリカの良い部分の両方を知ることができ、一方向から物事を見ずに、多角的に物事を見る大切さを改めて知りました。
私は将来、教員になりたいと考えています。
その為にも、今回の研修で学んだ、「教育システムについて」や、「多角的な視点について」をこれからも考えていき、全ての生徒にとってプラスの財産になる学校教育を形作ることができればいいなと思いました。
僕の体験記はここまでです!