西条の自然を楽しむ~山編~
さっちゃん 2019年1月16日
住みやすい田舎ランキング日本5位※になった西条。
筆者も実は西条出身ではない。転居して住み着いた一人である。
移住なんてかっこいいものではなくただ偶然越してきただけであるが、心地よくて住み着いてしまった。
何よりも感動したのはその自然である。
家の周りに広がる広大な田畑、その中を流れる雄大な加茂川、そして眼前にはドーンと構える石鎚山。
海にも山にもすぐに行けるその環境は、私の生活にマッチした。
特に山は私にとって最高の遊び場である。
今回私の遊びを紹介したい。
春夏秋冬、どの時期でも最高なのは瓶ヶ森キャンプ場での景色である。特に夕暮れ~夜中~夜明けは最高だ。
夕方に瓶ヶ森駐車場に車を停め、キャンプ道具を背負って瓶ヶ森第二キャンプ場に向かう。
20分程歩くと到着。テントを張り寝床を準備したら、景色の鑑賞会開始。
石鎚に消えていく夕日と赤く染まる西条市内をながめながらのビールは最高である。
日が暮れると町の夜景がキラキラと宝石をちりばめたように輝く。
そして、空を見上げると満点の星。初めてここで天の川を見た時には、本当に天の川ってあるんだ!と感動したくらいである。
大地に寝っ転がり見る星空は最高の癒しの時間である。
そして、早朝。ちょっと足を延ばして瓶ヶ森の女山に登ると、赤く染まっていく石鎚を望むことができる。
この景色を見るたびにエネルギーが満ち溢れるような気になる。
春はアケボノツツジが美しい。ガラス細工でできたような花びらは景色をピンク色に染め上げ春の訪れを感じさせる。
夏は笹倉湿原(さぞうしつげん)が美しい。神の庭と言われるウマスギゴケの湿原は緑に輝き、ため息が漏れる。
秋の紅葉は夜が明けるとともに天狗岳を赤く染め上げ、待機していたカメラマンたちは歓喜の声をあげる。
筆者が一番好きな季節は冬である。すべてを白い雪で覆い、毎回景色が変わる。
寒い日は雪の結晶をみることができる。
防寒対策を十分にして一日中山を遊びまわる。霧氷もキラキラ美しい。
高瀑(たかたる)の滝も美しいが、そこまでの道は危なく険しいためなかなか行くことができない。
もう何年も山で遊んでいるが、飽きることがない。
石鎚や、瓶ヶ森、寒風山などに1時間弱で登山口にけるのは西条の強みである。
日々変わってゆく四季の彩を全身で感じることのできる西条、納得である。
※西条市が、宝島社『田舎暮らしの本』2月号の「2019年版 住みたい田舎ベストランキング」において、“若者世代が住みたい田舎部門”と“自然の恵み部門”の2部門で全国第5位、“総合部門”など全5部門ですべて四国第1位を獲得。