初冬の四国霊場60番札所「横峰寺」に自転車で行く
いくしー 2019年12月12日
春の木漏れ日はやさしいと、森田童子さんが言ったとか、言わなかったとか。
でも、冬のそれは空気が澄んで、光もそれはとてもやさしく感じられました。
西条の自転車に関するレポートその4
今回は四国霊場60番札札所「横峰寺」までのサイクリングロードを紹介したいと思います。
最初に言っておきます。 ”上級者向け”だと 。
まずは、横峰寺の紹介
横峰寺の情報はこちらから(西条市ホームページ)
本堂は標高745m付近にあり伊予国で最高所。八十八箇所の中で雲辺寺に次いで2番目の高さ。
歩き遍路の遍路道もあるけれど、今回は自転車も通れる舗装道を走ります。
国道11号線から黒瀬湖をめざし、まずは軽く登ります。
突き当りを右折して、看板に従って横峰寺に向かいます。
少し上ったところからの景色はこんな感じ。
途中の道はこんな感じ。
見事なヘアピンカーブ(モナコ・モンテカルロの「ロウズ・ヘアピン」みたい?)
私は最近のサイクルコンピューターを持っていないので斜度は測れないけど10%くらいはあるのかな?
しばらく行っても、ずっと、ず~っと上り坂。
標高745メートルを目指してこんな坂道を上ります。
(ちなみに今回は取材のために29インチのマウンテンバイクで登りました。車重はロードよりも重いけど、軽いギアに助けられました。それでもところどころ、前輪が浮いてしまうような斜度の坂では体力奪われました。)
人生には3つの坂がある、「上り坂」、「下り坂」、「まさか」
(平成初期に行った友人の披露宴での誰かの言葉より。)
でも、ここにあるのは上り坂のみ。標高745メートルを目指してひたすら前に進みます。
個人の感想的には、この坂あたりが一番きつい場所でした。
過去の経験上、きついことの後には、いいことが待っている。
今回のご褒美はこの景色。
遠くのほうには、来島海峡大橋も見えました。
(昔、台湾から西条に来た人が「瀬戸内海は海じゃない。」と言っていましたが、太平洋と比べたら確かにかわいい海だと思いました。)
この景色を見た後、さらに横峰寺に向かって走ります。
進んだ先の景色がこれ。
走ったのは11月16日の午前中。
冬の日差しが、やさしく木々を照らしていました。
自動車用の駐車場から、徒歩で降りた先に横峰寺の本堂があります。
初冬の空気は、ぴりりっとして、疲れた身体も清められた気持ちになりました。
今回は初冬のサイクリングでしたが、5月上旬から中旬にはしゃくなげの花も楽しめます。
今回の感想
・標高745メートルの標高もさることながら、途中の斜度は上級者向け。充分に練習してから挑戦しましょう。
・道は急で一部狭いので、車やマイクロバスに充分注意して走りましょう。
・特に下りはスピードが出やすくなるので、心のブレーキかけましょう。
横峰寺の遍路道については、別のライターさんも記事を書いています。
こちらからご覧ください!(開 幸子 森林浴しませんか?)