植物と遊ぼう♪蒸留体験 to わくわくたんばらんど
もっさん 2023年12月5日
涼風が吹き、よく晴れた11月23日。
「わくわくたんばらんど」※1 さん主催の「わくわく体験会② 植物と遊ぼう♪蒸留体験」が西条市丹原町石経の中川公民館にて開催され、参加・取材に伺いました。
※1:自然豊かな里山の風景広がる西条市丹原町を舞台に、丹原のわくわくする物、こと、人を題材にして地域の魅力を体感しながら伝えていく団体。
今回の記事は、蒸留体験の様子の写真を掲載します。丹原町の“LOVE SAIJO じかん”を体感しましょう♪
① 蒸留体験に使用するのは柚子とヒノキ
※今回使用した柚子(四国産)は30個。
※ヒノキ(丹原町産)は葉と小枝を使用。
② 今回の蒸留体験は、水蒸気蒸留法を使ったハーブウォーター精製。
※ハーブなどの葉や花などの原料を蒸留釜に入れ、下の熱闘から出る蒸気を蒸留釜に送り込むと、植物の中にある精油になる成分が気化(水蒸気)し上昇する。じっくり時間をかけて植物本来のチカラを抽出するとても繊細な方法を“水蒸気蒸留法”という。
〇家庭用水蒸気蒸留器(上段:約10万円 下段:約 3 万円)
③ 西条市丹原町寺尾にある”Aromatherapy Salon BAIKA”代表の黒坂沙由里先生による蒸留法に関する事柄や今回の蒸留体験に関する植物からハーブウォーター(芳香蒸留水)ができる過程についてお話がありました。
※ハーブウォーターとは、「ハーブ(芳香植物)の水蒸気蒸留により得られる芳香成分を含む水」をいう。ハーブ(芳香植物)には水溶性の成分が含まれている。
◇原始的な蒸留は、なんと紀元前となる五千年前まで遡り、蒸留器や蒸留技術が発明されていたという衝撃の事実!
◇本格的な蒸留技術が生まれたのは、10世紀にバラの生産地であるアラビアで、錬金術師たちが蒸留器を使って賢者の石を作り出そうと試行錯誤の中で偶然なる誕生だったのだ!!
④ 蒸留に必要な柚子の皮を剝ぎ、ヒノキの枝を葉と小枝に、参加者総出でキッチンハサミで小さく切り分けていきます。
※柚子の蒸留部位は果皮。ヒノキの蒸留部位は葉と小枝。
■柚子には安心感と温かさ、複雑さもある柑橘の香り。1300年ほど前の奈良・飛鳥時代、すでに日本に伝来していたとされ、日本人の生活に深く関わってきました。(柚子風呂など)
→柚子のハーブウォーターは、副交感神経を優位にし、抗炎症作用も期待できる。肌を潤わせるとともに、その香りが安らかな眠りを導く。
■ヒノキの語源は「火の木」で、木をこすり合わせて火を熾していたことが由来とされている。また、最高の建材とされ、法隆寺には1300年以上前の世界最古の木造建築が現存している。
→ヒノキは甘みのある木の香りで、抗菌作用や抗炎症作用が期待できる。ルームスプレーにも効果的である。
⑤ 切り分けた柚子の果皮とヒノキの葉と小枝を蒸留器に入れていきます。
〇水蒸気となる蒸留液には“精製水”を使用します。
⑥ 蒸留器を温め、ハーブウォーターを精製していきます。
沸騰した精製水が水蒸気となり、ハーブウォーターになっていく様子を、参加していた子供たちが理科の実験を見るような好奇心で満ちた姿がありました。
⑦ 蒸留器の中にハーブウォーターが落ち溜まっていく様子。
⑧ 抽出されたハーブウォーターにアロマオイルを掛け合わせて、新たな香りを求めてみよう♪
□「ヒノキ×芳樟」「ヒノキ×ヒノキ」「柚子×ヒノキ」「柚子×芳樟」等々
〇専用ボトル内で掛け合わせたハーブウォーターの香りを各々確認していました。
⑨ 専用ボトルに入れたハーブウォーター。
〇筆者は「ヒノキ×柚子」と「柚子×ヒノキ」にしました。
〇寝る前に枕へ「柚子×ヒノキ」を掛けてから就寝しています。
「わくわくたんばらんど」さんでは、「わくわく体験会」や「わくわく観察会」など色々なことを開催されています。興味のもてる内容には、あなたも是非参加してみてはいかがでしょうか?
〇わくわくたんばらんど
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〇Aromatherapy Salon BAIKA(バイカ)
愛媛県西条市丹原町寺尾甲584
ホームページはこちらhttp://bai-ka.com/