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西条市で働くようになってよかったと感じたこと(薬剤師である私の場合)

病院薬剤師として就職先を探し、西条市に住み始めて4年が経とうとしています。
私は「家族との時間」を求めて、西条市に職場を変えました。
事実、西条市に住み始めて、色々な場所に遊びに行ったり、息子が始めた野球のコーチをしたり、家族みんなでボードゲームをしたりと楽しい日々を過ごしています。

私が書いた過去の記事は、下にまとめていますので、よかったら読んでみてください!

家族との時間が欲しくて移住した西条市で見つけた大切なもの
「息子が野球を始めたら、「趣味仲間」でいられてとても楽しい時間を過ごせている」という話

 

今回は、西条市に移住し、とある病院の薬剤師部門の責任者となった私が、実際に西条市で働き始めて気づいたことをまとめてみたいと思い、この記事を書いています。
結論から言うと、薬剤師として働くのであれば“西条市は結構恵まれているのではないか”と気づいたのです。

 

◯ 愛媛県西条市の薬剤師が恵まれていること

「愛媛県で転職する薬剤師が知っておきたいこと|年収・求人動向まとめ」という記事を拝見し、薬剤師の年収は都道府県によって大きく異なることを知りました。
薬剤師として日本国内で働くので年収はそんなに大差はないのかなと思っていたので、私は少し驚きました。
厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、2018年における愛媛県の薬剤師年収は623.5万円(全国第7位)で、薬剤師の平均年収である約543万円と比べると高い数字となっています。

 

◯ なぜ西条市の薬剤師の年収が恵まれているのか?

各都道府県の薬剤師の平均年収を決定する要因の一つに、「人口10万人当たりの薬剤師数」があるそうです。
2019年3月時点での内閣府による資料では、愛媛県における「人口10万人当たりの薬剤師数」は94.28人(全国平均は103.53人)と少ない傾向にあります。
ですので、愛媛県では全国平均と比べて薬剤師の数が足りておらず、高年収など条件の良い求人は市場に出回っている可能性が高いといえます。

さらに、同じ都道府県でも働く地域によって働く条件は変わってきます。
西条市は人口10万人当たりの人員数が「77.65人」であり、愛媛県のなかでもさらに薬剤師の数が足りておらず、高年収など条件の良い求人は市場に出回っている可能性が高いと考えられます。

 

◯ 病院で働くのか、保険薬局で働くのか?

薬剤師と一口に言っても、薬剤師は「病院薬剤師」と「保険薬局薬剤師」の2つに分けられ、業務内容にも違いがあります。
「病院薬剤師」と「保険薬局薬剤師」の違いについては「病院薬剤師と薬局薬剤師の違いとは?働くメリットと向いている人の特徴」を基に、私の経験も交えて2つの違いを少しまとめてみたいと思います。

 

病院薬剤師として働く4つのメリットとしては、

・ 臨床医療・チーム医療に携われる
・ 薬剤師として最先端の医療現場に立てる
・ 病院薬剤師ならではの知識を得られる
・ 長く勤めるほど基本給がアップする

が挙げられていますが、私も全くそのとおりだと思います。

 

「長く勤めるほど基本給がアップする」という言葉が秀逸だと思います。ストレートな表現をすれば、「初めのうちは給与が低いよ」ということでもあります。

 

そして、薬局薬剤師として働く3つのメリットとしては、

・ 求人が多い
・ プライベートを確保しやすい
・ 薬剤師に必要なスキルを磨きやすい

が挙げられています。

 

「求人が多い」というのはそのとおりですし、年収も病院に比べ多いと思います。

しかし、「プライベートを確保しやすい」というのは、疑問に感じます。
薬局薬剤師は門前の病院が閉まる時間に大きく影響を受けるため、午後7~8時が帰宅時間になる職場が多いと思います。
一方病院勤務では、宿直業務があるので1日帰れなくなる業務体制がありますが、宿直業務以外の日は比較的早く帰宅することが可能だと思います。

私は、息子が所属している少年野球のチームのコーチをしていますが、保険薬局に勤務していたら、コーチはできていないだろうなぁと感じています。

「薬剤師に必要なスキルを磨きやすい」については、病院薬剤師でも入院患者さんとコミュニケーションを取るスキルが身につくなど、メリットとまでは言えないとかなぁと感じています。

 

◯ 職場の雰囲気が大事なのではないだろうか?

薬剤師部門の責任者として私自身一番意識していることは「成長」とか「夢」とか「やりがい」とかではなく、「誠実に仕事をする人が報われるように頑張る」ことです。
これは、薬剤師だけではなく、すべての職業にいえることだと思います。

私も若い頃「仕事のやりがい」を求めて、がむしゃらになっていた時期がありました。
しかし、実際の仕事は「小さな問題」や「誰が担当すべきか決まっていない曖昧な仕事」が多く、これらが放置されていて、どんどん仕事効率が悪くなる場面を多く見てきました。

これらの「小さな問題」や「曖昧な仕事」を、「どうすれば解決出来るのか」あるいは、「誰が、どういう順序で、どういうことをすれば、その仕事を達成したことになるのか」と指揮できる人は、目立たないかもしれませんが、とても貴重な存在だと思っています。
このような「仕事に対する考えを伝えること」は、とても大切なことです。

そして、「働くにあたって、職場の雰囲気が合うかどうか」ということは、とても重要なことだと考えています。

「職場の雰囲気」というと具体的には、

・ 失敗が奨励される職場か、許されない職場か
・ マニュアル重視か、個人の裁量を重視か
・ 時間に厳しいか、自由か
・ 整理整頓にうるさいか、無頓着か
・ 顔を合わせることにこだわるかどうか
・ 服装にうるさいか、自由か
・ 社内の飲み会が多いか、少ないか

などが思いつきます。

もちろんそれぞれに「良し悪し」はないと思います。考え方の違いだからです。
しかし、この些細な「考え方の違い」は、様々な軋轢を生みだしてしまうものだと思います。
実際、職場でのトラブルは「些細なことが積み重なって、大きな違和感になる」という性質があるのではないでしょうか。
自分が職場の雰囲気に「合う」か「合わない」か。職場の雰囲気が「合う」と、それだけでストレスを減らし、仕事が少々つらくても「頑張ろう」という気になるのだと思います。

長くなってしまいましたが、このような記事を書かせてもらえる機会を与えてくれたり、職場紹介の記事や動画を掲載していただいたり(ワークライフバランスを実現しながら地域医療に貢献!)、西条市の雰囲気は、とても自分に合っているものだなぁと感じています。

 

上に書かせてもらったように、年収面やプライベートなど、薬剤師として働くのであれば、西条市は結構恵まれているのではないかと感じていましたので、この記事を書かせていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

私が書きました

田中 亮裕

田中 亮裕

2019年に西条に引っ越ししてきた2児の父、量産型オッサン薬剤師です。「建前」より「本音」を、「聞いたこと」ではなく「現場で感じたこと」を書いていこうとしています。

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