大学生ファーストなインターンシップ 西条市にあります!
LOVE SAIJO 編集部 2022年10月21日
SICS(サイクス)を知っていますか?
西条産業情報支援センター(Saijo Industry & Information Center for Support)、通称SICSは、西条市の企業を支援する団体。地域経済の活性化を目指して、産業振興に関する情報提供~起業家や中小企業の起業・マーケティング・人材採用支援など幅広い支援を行っています。
西条市の企業情報に一番詳しいと言っても過言でないのがSICSです!
大学生のUターン支援を行っている西条市大阪事務所もSICSと連携して多くの大学生のサポートを行っています。
そんなSICS主催の大学生向けインターンシップは、就活だけにとどまらず、今後の生き方にもプラスになるプログラムでした。
先日、「大学生の依頼は絶対に断らない」と宣言した大学生の味方、西条市役所LOVE SAIJO編集部がレポートします!
SICSの事務所はSAIJO BASEにあります
普通のインターンシップじゃない!
一般的なインターンシップは、企業が開催し、企業や業界を紹介したり、職場を体験したりと、大学生へ企業をPRすることが目的です。
しかし、SICSのインターンシップは一味違います。大学生の“知りたい”に答えることを第一にしたインターンシップなんです。
そんなインターンシップをSICSとタッグを組んで企画、運営したのが合同会社EIS。
EISの企業理念は“大学生をアップデートする”。
EISは現役大学生も運営スタッフとなり、大学生向けのスキルアップ講座やコミュニティ運営などを行う一方で、企業向けには、大学生へ企業をPRするためのアドバイザー事業なども行っています。
まさに大学生と企業・社会との橋渡しを行う会社。
大学生のプロEIS×西条の企業のプロSICSでプロデュースする“大学生ファースト”な5日間のインターンシップで見つけた“5つの知る”を紹介します。
①生活を知る
“勤務地”は、企業選びの1つのポイント。
就職はライフスタイル全体が大きく変わる節目。働く姿だけではなく、その土地で生活する姿も想像してもらいたい。ということで、西条市役所のLOVE SAIJOな課長から、住みたい田舎全国1位の西条市での生活の魅力をお伝え!
今回のインターンシップ参加者は9人。松山市の大学、短大の1~3年生。西条出身の人がいれば、県外から進学で愛媛に来た人もいますが、改めて西条というまちの魅力を知ってもらうと共に、生活面の将来像も一歩リアルになったことでしょう。
講義の後はLOVE SAIJOなラジオCMも収録!緊張もすこしほぐれてきた様子です。
(2022年8月29日に放送されたラジオCMはこちら)
②企業を知る
今回メインの企業訪問も普通ではありません。
1チーム3人で西条市内の3つの異なる業種の企業へ半日ずつ訪問します。1回のインターンシップで、3つの業種を体験できるというのも西条市内の多くの企業とのつながりがあるSICSだからできること。
しかも訪問目的は企業体験ではなく、企業PRを手伝うこと。1人1社を担当し、企業のPR動画を作成するんです。
ほとんどのメンバーが動画作成は初めて。事前に動画制作講習を受け、1~2分という短い時間で担当企業さんの魅力を伝えられるよう、企業さんとの動画コンセプトの打合せや工場見学、作業体験、動画・写真撮影も前のめりでした!!
さらに、先輩社員との座談会を通して働く先輩の声を聴いたり、企業の方も交えたグループディスカッションで「企業の抱える課題を解決する」というテーマで意見を出し合う中で、企業で働くリアルも知りました。
③自分を知る
就活で大切なことの一つは自分の軸を明確にすること。
業界、職種も1つの軸ですが、もっと大きく自分の価値観をとらえることも大切です。人に貢献したい、新しいことに挑戦したい、平穏を大切にしたい、などなど、仕事、さらには人生で自分が大切にしたい考え方は何なのか。カードゲームを通して自身の価値観を掘り下げました。
各自の持ち札7枚を山札や他の人が捨てたカードと交換して、自分の価値観7枚を厳選していくこのゲーム。どれも捨てがたいカードばかりで、みんな真剣。
他の人が捨てたカードを見て「私それほしかったのに」という声が上がったり、「私は愛を捨てます」に「えー!」という驚きの声が出たりと、和気あいあいとした雰囲気で自分自身を見つめなおすと共に、自分と他人との違いも発見できるカードゲームでした。
さらに自己分析パートでは、自身の強みを発見し、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を考えていきます。就活で必ず聞かれるポイントですが、これで大丈夫かな?と最後まで不安が残る部分でもあります。
EIS代表の西村さんの講義で印象的だったのは、「自分では普通だと思っていることも、他人と比べるとスゴイことだったりします」という言葉。自分1人で考えるのではなく、他の参加者の話を聴いたり、大学生を良く知るEISメンバーからのアドバイスをもらうことで他人から見た自分を認識し、自信にもつながったようでした。
④就活を知る
就活への漠然とした不安。それは、就活が“未知のもの”だから。
そんな不安を解消するために、就活のスケジュールや進め方を講義形式で知るだけではなく、本番さながらの就活体験も行われました。それが、模擬合同説明会と模擬面接。
模擬面接では、実際に採用を担当している社員さん、社長さんが面接官となり、本番さながらの面接を行います。
さらにスゴイのは面接の後、フィードバックをくれること。
就活を進める中で、面接の機会は沢山ありますが、フィードバックをもらう機会は皆無。しかも、良かった点だけでなく、改善点も教えてくれるんです。面接官をする人にとっても、良くなかった点を伝えるのは、普通ならしたくないこと。それでも学生と真剣に向き合い、伝えてくれる面接官の言葉に学生たちもメモを取り真剣に向き合っていました。
3回の模擬面接を経験する中で自分の弱みや強みを再認識し、上手くいかない悔しさや今回はできたという自信を学生同士、EISメンバーと共有しながら、急成長していく学生の皆さんを垣間見ました。
⑤仲間を知る
インターンシップの最後は各自が作成した企業PR動画の発表会。各企業の方々はもちろん、市役所や大学の関係者も集まりました。
みんな緊張しながらも堂々と動画のポイントを説明していきます。
時間のない中、寝る時間を削って作り上げた渾身の作品は、初めて動画を作ったとは思えないクオリティ。作品の一部をここで大公開しちゃいます。
企業の方々からお礼の声や「企業のPR動画として使います」「学生視点が学べてよかった」「わが子の発表を見ているかのようにドキドキしました」など大好評で発表会は終了しました。
そしていよいよ迎えた5日間を共にした仲間たちとの感動のお別れ。
今の大学3年生はちょうどコロナが始まった年に大学に入学した世代。他人と関わることが難しかった世代でもあります。
たった5日間ですが、多くの課題に一緒に取り組み、協力し、共に励ましあい、乗り越えた9人の間には確かに強い絆が生まれていました。
“大学生ファースト”なインターンシップ
SICS主催のインターンシップは、西条市の生活や企業を知り、就活の不安を解消するだけでなく、他人から見た自分を知ることで自己理解を深め、仲間との協力の中で自身の大きな成長も感じられる、最高のプログラムでした。
動画発表会に参加した大学の先生からのコメントで印象的だったのは、「企業の皆さんが自社に就職してほしいという気持ちよりも、それぞれの学生の就活を応援し、若者の後押しをしてくれているのがありがたい」という言葉。SICS、EISだけでなく、西条市の企業の皆さんも“大学生ファースト”で臨んでくれたインターンシップだったんだなと改めて感じました。
西条市大阪事務所にお任せください!
今回のインターンシップは、愛媛県内の大学で作られる“大学コンソーシアムえひめ”内で募集が行われました。交通費、宿泊費、食費もすべて無料という大学生の懐具合にも大変優しいインターンシップということもあり大人気。定員9名を超える応募があったため、事前面接選抜も行われたそうです。
県外の大学に進学していたら応募できないのか、と残念に思った皆さん。ご安心ください。次回開催時は、西条市大阪事務所経由でSICSのインターンシップに応募できることになりました!
SICSでは、インターンシップだけでなく、大学生向けに西条市内企業のオンライン合同説明会も開催しています。SICSの情報をはじめ大阪事務所ではたくさんの就活情報を発信していますので、まずは、大阪事務所のLINEへ登録して白岡アニキにご相談ください!!
西条市大阪事務所の紹介はこちら。
EIS代表の西村さんの言葉を借りると、「知らないことは、やりたいとも思えない」。
参加した学生からも、今回全く興味のなかった業界の企業へ訪問して仕事内容を知ったことで、その業界に興味を持ったという声もありました。
この記事を読んだ皆さん、周りに就活を控えている学生がいたら、是非このインターンシップや大阪事務所のことを教えてあげてください。あなたの一言が人生の選択肢を増やす大きなターニングポイントになるかもしれません。