家族との時間が欲しくて移住した西条市で見つけた大切なもの
田中 亮裕 2023年4月27日
初めまして、愛媛県西条市の病院で薬剤師をしています、田中亮裕と申します。
私が今住んでいる愛媛県西条市は、県庁所在地の松山市から車で約1時間。西日本最高峰石鎚山の麓に位置する、人口約10万人の地方都市です。
2年前、私は「家族との時間」を求めて、西条市に職場を変えました。
〇仕事は情熱をもってやらないといけないと若い頃は思いこんでいた・・・
私は働き始めてから、結婚してからも仕事中心の生活を送っていたと思います。
休日も、夜遅くまで、あるいは朝早く起きて・・・
ただ、目の前の仕事をこなすのが精いっぱいでしたが、自分でもできる限り努力を続けてきたつもりです。
「やりがいのない仕事をずっとやってると、収入も減るし、楽しい人生は送れないのではないか?」
私はこのような考えを持って、仕事をしてきました。
なので、休日もある程度仕事の時間に割り当ててきました。
仕事というと、昔の私のようにやりがいだとか情熱だとかを持てる事がよい事だと思っている人が多いかもしれません。
でも、最近はゆるりと仕事することも、結構大切だなと思うようになってきました。
このように考えるようになったきっかけは、息子が生まれて約10か月後に、妻が胃がんで亡くなったことが大きいと思います。
その後は再婚するまで、私の両親の力を借りながら、育児や家事を行ってきました。
これらの経験から、私の家族との過ごし方、働き方、生き方のすべてが一変しました。
前妻が亡くなったあと、実家に戻り両親の助けを借りて生活を送りました。
おむつ替え、お風呂入れ、洗濯物をたたむ、ミルクをあげる・・・
家事、育児の一部だけでもすごく大変・・・・
ルンバや食洗機を買ったり、ヘルシオを買ったり、ネット通販を使ったり、家の近くの保育園に代えたり・・・
自分の時間を確保するためにいろいろ試してみました。
それでも自分の時間なんてほとんどない・・・・
仕事のアウトプットは大きく落ちたのではないかと思います。
もっと息子との時間もとりたいのに・・・
親にも迷惑をかけ、息子との時間もほとんどとれず、職場にも迷惑をかけ、退職を申し出ましたが受けれてもらえず・・・
どうすれば少しは楽になるのだろう・・・
苦しい日々が続いていました。。。
〇人はいつまでも情熱的であれるわけではない
でも気づいたのです。
仕事を指示する立場になっても、本当に必要だと感じた仕事のみにすべきと考えれるようになりました。
家事、育児をこなしながら働いている人のことが、少しですが理解できたつもりです。
今でもやりがいをもって情熱を仕事に対して持てる事はとても素敵なことだとは思いますし、集中した時間に自分の身を置ける事はとても有意義な時間である事は事実だと思います。
でも、その一方ですべての人・すべての仕事にそれを求めるのはやりすぎだという事を遅まきながら理解できるようになったと思います。
だから集中する時間と同じぐらい、ゆっくりと過ごしていい時間を人生の中で持てる事も大切だな、と思うようになりました。
そういう時間を持てるようになって初めて、他人が楽をする事を心の底から良いことだと思えるように、なったと思います。
そのような考えを持つようになり、再婚を機に少しでも家族とゆっくりとした時間を過ごせるにはどうしたらいいかといろいろと思案しました。
仕事内容はもちろんのこと、だいたい自動車10分圏内で生活必需品が揃う、渋滞がほとんどない、通勤が自転車でできる、広い公園が多い、といった点が魅力の西条市を選び転職しました。
〇西条市に住んでからの休日はとにかく楽しい!
再婚後も忙しい日々は続きましたが、職場を変えて西条市へ来てからはぐっと家族の時間が増えました。
広い公園で思いっきりボール遊び
都市部にある公園って、意外に禁止されている行為が多いのではないでしょうか?
・花火禁止
・ボール遊び禁止
・大声禁止
・ペット禁止
・・・そのほかにもたくさん。
公園だけではありません。
いまは、「だれかの迷惑になるかもしれない」行為を禁止する傾向がますます強くなっているのではないでしょうか?
公園に行ったら、ピクニックだってしたいし、キャッチボールもしたい。
子ども達だって自由に遊びまわれたほうがきっと楽しいはずです。
でも、西条市には大きな公園がたくさんあって、大きな声ではしゃぎまわり、ボール遊びをする子どもたちをみることができます!
もちろん、私も公園に行くと必ず息子とキャッチボールやら野球もしてます!
迷惑、クレーム、周囲の目なんて気にせず遊びまくれる環境はすばらしいと思います!
息子がアウトドアを満喫して楽しそう!
実は私自身、アウトドアが苦手です。
田舎へ移住する理由の1つとして、よく聞くのが「自然が大好き!」、「アウトドア大好き!」があると思います。
でも、私は、「虫が苦手」の理由でアウトドアが苦手です。
西条市へ来て、「川で遊ぶ」ということを知ってよく遊ぶようになったのですが、「キャンプ」は「虫が苦手」なので好んでいきません。
それが息子にとって不満だったようです。
でも、西条市には石鎚ふれあいの里という自然体験施設が、小学生対象に、春、夏と冬休みそれぞれに2泊3日キャンプを企画してくれていて、息子が夏のキャンプに初めて参加しました。
息子がもうテンション上がりまくり!!!
キャンプであった出来事を事細かく教えてくれて、「また行きたい!!」と連呼するようになりました。
そんな様子をみて、とても嬉しく感じてます。
石鎚山の星空ツアーが最高!
石鎚山スターナイトツアーも家族で行きました。
石鎚山のロープウェイで標高1300m地点まで上がり、星空を観察するというイベントです。
ロープウェイの山頂駅から、係りの方の指示のもと、歩いて5分程度のピクニック園地という場所へ。
ここにくると一気に視界が開けます。冬は初心者用のスキー場だそうです。
ものすごく広々とした芝生の広場で、空はさらに怖くなるほどに広い。
ガイドさんが、その時々で見えている星をレーザーポインターで指してくれて、その星の物語や近くの星や星座を教えてくれます。
また、土星と火星を観察したり、国際宇宙ステーションが移動している様子を肉眼で見たり、スマホのアプリで、星空にかざすと、星座が出現するという、何ともびっくりアイテムも体験できました。
天の川も肉眼ではっきりと見ることができました。
〇日常の些細なことに幸せを感じることができる
西条市に来て、いろいろなところに行って楽しい日々を過ごしていると、ふと気づいたことがあります。
それは「日常の些細なことに幸せを感じることができる」ということです。
これまで、「仕事を頑張ると、お金もそれなりの地位も得られて幸せを感じることができる」と漠然と考えていました。
でも、「幸せ」は、「なろう」=「手に入れよう」とすると、とても苦しくなるものなのかもしれません。
それは、そんな簡単に望むものは手に入らないから。
「持っていないものを手に入れるのが幸せ」と思っていたら、一生感じることができないのかもしれない。
だいたい、人間の欲は限りがないので、何かを手に入れた瞬間、次のものが欲しくなるのではないでしょうか?
頑張っても幸せを感じることができない理由は、幸せの本質が「なる」のではなく「見つける」ことなのかもしれません。
日常の些細なことで幸せを感じることができることを「見つける」ことができたと思います。
西条市に来て私はそう感じています。
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